『ワーウルフ』クロニクル終了

一年掛けて続けてきた『ワーウルフ:ジ・アポカリプス』のキャンペーンが終了しました。
改訂版(日本語版)に唯一対応している(らしい)シナリオ集『Past Lives』を使っての史劇です。
おっと、『Apocalypse』もあるので唯一ではありませんね。


一プレイヤーとしては巧くできないことばかりの反省の多い史劇でしたが、でも、とても楽しかった。
僕は『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』をメインにやって来ていたつもりなのですが、キャンペーンではストーリーテラーでも、プレイヤーでも、『ワーウルフ』でした。
何でだろう……。


以下、ちょっとだけネタバレ。


前半、第一話は、「たった3ページ進むのに君等は半年掛けたわけだ」とのストーリーテラーの言葉が重い。ズシンときます。
セッションすると自分達で情況を悪くして、その埋め合わをするべく活動するのですが、その過程でやはり問題を起こし……ということの繰り返しで、結局は、時間切れみたいな形で無理やり、第二話に進むという結果に……。
しかし、この頃の煮詰まった感覚やら(主に悪い)キャラクターの属性固めやらが、後半の「プレイヤーが努力する」という態度の役に立ったんだなあ、と思うと、嬉しい……とは言い切れませんが、何と言うか、感慨があります。


後半は、一年間ずっと同じキャラクターを使い続けるのは、キャンペーンなので勿論なのですが、それと同時に毎回、「今回はどんなキャラクターにしようかな」と考える楽しみがある、そんな不思議なシナリオです。
シナリオの出来はあまりよくないらしいですが、是非プレイしてみてください。
クオリティはプレイヤーで幾らでも上げられるでしょうから、コンセプトを是非見てほしい。
レビューを何点か見てみると、ファンの評判はかなり高く、そうでない人の評価は割と低いみたいです。
この辺がいいですね。
シナリオの出来を見てしまうとあまり誉めることはできないけど、でも、『ワーウルフ』ずきには響くところがあるのでしょう。
こんな感じです。(http://www.rpgunited.com/review/reviews/ww3814.html
・If you have ever played Werewolf or ever plan to, you should absolutely play through this story.
 (今まで『ワーウルフ』をプレイしたことがあるか、これからプレイ予定があるなら、絶対にこの物語をプレイすべき)
・The strength of this product is the story itself.
 (この製品のいい所は、物語その物だ。)
・It's very epic, but is still recommended for starter characters.This is another of the strengths of this story.
 (かなりエピックだけど、それでも創ってすぐのキャラクターでやるのがお勧め。これはこの物語のもう一つのいい所。)


実は、セッション外でもかなり色々ありましたが、とにかくストーリーテラー、お疲れ様です。ありがとうございました。
プレイヤーの皆さん、楽しかったです。


皆さんも是非、プレイしてみてくださいね、『ワーウルフ:ザ・フォーセイクン』が翻訳される前に(笑)。


次は『Apocalypse』、できる、かな?