クトゥルフ特集

クトゥルフ特集ということでぜんぜん期待していなかったんですが、そういう時に限ってガツンと来る物が。


まず最初にクトゥルフ神話の紹介。その成り立ちから簡単な歴史が書かれていました。
よく「周知のこと」という雰囲気だったり、あるいは「知らなくても大丈夫」と言われて何だかなあという印象だったのですが、普通に紹介されてしまいました。
親切な特集だなあ。


次が目玉で、「ローリング20's」、1920年アメリカの概説です。
概説と言っても中々に詳しく、禁酒法関連はもちろん、ファッション、スポーツ、それに「情報源」まで。当時使える情報収集先に、利用のし易さまで解説。他にも「法執行機関」「交通手段と旅行」が適度に詳しく載っています。
そして、何より素晴らしいのが、クトゥルフには全然触れられていないこと。


で、RPGの話は次の記事「無限に広がるクトゥルフワールド」に載っています。
新しい『クトゥルフと帝国』や『クトゥルフ神話TRPG 比叡山炎上』にもちゃんと触れられています。


最後は、あの朝松健に協力を頼んだという都市設定「夜刀浦綺譚」。
えらく詳しく設定されています。
各所の歴史記述が多いのはご愛嬌?