Raid the Museum
あたしは、一瞬、考えた。
盾にされてるオットーさんを避けて、しかもたかがハンドガンの一撃で、テロリストを無力化できるか。
――やるしか無いんだ。
犠牲になって道を作ってくれたコマンダーの為にも、先に行かせてくれたチームの為にも。
あたしは、引き金を、引いた。
敵は倒れなかった……。
『ガンドッグ』をプレイしたので、自キャラ自慢日記でも。
シナリオは『ワイルドライフ』所収のミッション「Raid the Museum」です。
ガンドッグ・サプリメント〈01〉ワイルドライフ (Role & Roll RPGシリーズ)
- 作者: 狩岡源,アークライト
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2005/02
- メディア: 単行本
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また、現実と同じ名前の人種や国家に関する発言もありますが、あくまでフィクションです。誤解無きよう。
ミッションの舞台はオーストリア。
所属するW.I.S.E.の要人*1を護衛する任務でガンドッグ達も入国します。
滞在期間は七日間。色々な人と会議するみたいです。
で、その最初の人オットー・スターンバーグ氏。これがもう大ヒット。
と、話を変えて、僕のガンドッグの紹介を。
マリメ・パプーシャ*2、24歳女。イギリスで、ストリートキッズをしていたトラベラー*3。
で、スターンバーグ氏の紹介。
ユダヤ人の富豪で、ナチスを憎んでいる。
今回は博物館に所有する品々を展示をするが、その一つにナチスのホロコーストの悲惨さを見せる物がある。
はい、ホロコースト。
ユダヤ人の虐殺が有名ですが、ロマ民族も相当殺されたと言うあれです。
ただ自己満足で、自分のガンドッグにトラベラーとか言う設定を付けたんですが、まさかこんな所でNPCと大きな繋がりが出来るとは*4。
しかも、どうやらスターンバーグ氏はネオナチに狙われているとか。
ますます思い入れてしまいます。
でも、方やスターンバーグは大富豪。
方やマリメはストリートキッズ上がりの傭兵経由ガンドッグ。〈外見〉3(最大10)。
全然釣り合いません。
でも、だからこそ、燃える。
そんなわけでシンデレラストーリーを狙ったセッションになってしまいました。
そして奇しくも、そんな形になってしまいました。
戦闘
戦闘は、オットー・スターンバーグ氏と職員を人質に博物館に立てこもったネオナチ(を装った絵画強盗)という状況設定で始まります。
ミッションはどこかにいる筈のスターンバーグ氏を救うこと。なるべく美術品も他の人質も傷付けずに。
エレベーターで二階に上がって、コマンダーが一階の奴等を階段で足止めしてくれている(あと一ターン掛かったら死んでいました)間、駆け回って人質を探すガンドッグ達。
敵の銃弾に倒れる仲間を振り返ることもできずに、結局一人で人質とテロリストのリーダーが待つ部屋へ入るマリメ。
SMGに持ち替える暇が無くて、持っているのはハンドガン*5。
テロリストはスターンバーグ氏を盾にして、しかも銃を彼に突き付けています。
一撃で倒せないと人質が殺されてしまいます。
祈りと共にダイスを振って、一先ず当たり、そしてダメージ算出。
GM「死んでません」
あちゃー。
GM「でも、ダメージが15点超えたんで、追加効果表*6振ってください」
GM「……もう2Dダメージ追加です」
GM「出血効果で更に1Dどうぞ」
てな感じで何とか無力化できました。
奇妙に状況に後押しされて、マリメにスターンバーグを救わせる形に。
こんなことってあるんだなあ。
結構他のガンドッグも面白かったんですが、今回は割愛ということで(笑)。