クリスタニア復刊

日記で触れていなかった気がするので遅ればせながら。
』が復刊するそうです。
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=5355


クリスタニア完全ガイドブック』を引っ張り出して、「インタビュー」を久々に読み直してみました。


伏見*1 今回『クリスタニア』のガイドブックということで、これまで『クリスタニア』はほんとうにたくさんの作品が生み出されてきたわけですが、それを改めて読みなおしたい、また魅力を再確認していきたいという趣旨なんです。よろしくお願いします。
から始まるインタビューで、丁度時期もよかったなあと。まあ、こういう書き方は、いつだって「時期がいい」んですが(笑)。


これが書かれたのは『秘境伝説』のリプレイが終わった後なので、ずっと振り返って、そもそもの始まりやリプレイ連載中の思い出、試み、そしてロードスの「光と闇」からクリスタニアの「破壊と創造」に至る、という話などが出ています。
この「破壊を止めようとすればするほど、それがかえって破壊に繋がってしまう」という大仕掛けの発想については随分水野良も思い入れがあるらしく、熱く語っています。
これは『ロードス』『新ロードス』『リウイ』にも共通して、今もどんどん描かれていっています。インタビューを読むと、どうやらその締めくくりが『クリスタニア』らしい雰囲気です。


そして、何と、


水野 (略)だいぶ、書きたい物語も見つけてきたので、これから作家としての第二期展開として、もう十年ぐらいかけて、みっちりと各フォーセリアの物語を語りつくし、終わらせるようにしてゆきたいですねえ。
と言っているんです。
奥付によるとこの本の発行が1999年の11月。多少の前後はあるとしても、それから十年ということは、今からまだ3、4年あります。
だから、今『ロードス』や『リウイ』を書いて『クリスタニア』は待ちぼうけ状態なのは、実は計画通りだったんですね。
いやはや安心しました。
噂ではそろそろ『リウイ』も終わりが近いということで、ほんと、いい時期に復刊するなあ。


どなたか、一緒にオンラインでセッションなど、いかがですか?

*1:インタビュアーの伏見健二