4日間

上映会場に入ると、講談社BOXとか雑誌「ファウスト」で有名な太田克史からの、花束が飾られていました。
『立体東京』を撮影した監督安達寛高へ、でした。

(携帯撮影だもんで、汚くて済みません)
やあ、太田克史もゆうばりを応援しているんだなあ。



上映前に監督が挨拶してくれて、その時に「前衛芸術っぽい、つまり観た後わけが分からないと思う」と言っていました。
そして実際わけ分からなかったのですが、何とか紹介を試みてみます……。
http://yaplog.jp/yanagix/archive/23


目を覚ますと見知らぬ部屋にいる主人公。
誘拐されていたのです。
誘拐した男はしかし理由をまともに語らず、「君に危害を加えるつもりは無い」「世界を救うためなんだ」を繰り返すばかり。
でも外に出ようとすると腹を殴られたり(「脳に障害が無くてよかった」だそうで)、手を縛られたりして、それは妨害されます。


んで、四日目、男の目を盗んで携帯電話で警察を呼ぶ主人公。
それをキャッチした謎の女が部屋に入って来ます。
男はその女とやりあい、その間に主人公を逃がそうとしますがドアを開けた主人公はすぐに戻って来ました。世界が、崩壊していたからです。
戻ってから男と組んで、謎の女と戦うのですが男と謎の女は死にます。いや、謎の女は復活するそうですが。
で、最後に、男の遺言で外に出て行く主人公、という映画です。


あと、主人公の父が重要な人物らしい、という話もありましたが、どのタイミングで伏線の出た話だかうろ覚えなので、紹介の中に組み込めませんでした。



で。
この映画、別に難解とか実験作とかじゃなくて、やっていることは分かるんです。やっていることは分かって、その上でつまらない。
多分この映画の前衛性というのは、この映画を「前衛映画」という言葉で語ることそれ自体なんじゃないかなあ、と思いました。思わずにいられませんでした。
確かに、この映画に「前衛」という言葉を付けたのは、全然分からないんです。