キミトピア

舞城王太郎の『キミトピア』を読み終えました。
ISBN:9784104580064


煙か土か食い物』とか「熊の場所」とか、前は、舞城は、「心の形には、そうなった源がある」という立場で書いていたように思う。
それが、『ビッチマグネット』では、「源とか理由とか、ないものなのだ」という立場になっていた。
そういう、「ないものなのだ」という話を集めた短篇集が、この『キミトピア』。すごいしっくりくる話ばかりです。