高い文化の香りのするところ

ここのところ数式と英語と日本語、という具合に左脳、特に言語野ばかり使っていますし、肩もだいぶ凝ったので、気分転換と右脳刺激の為に札幌マイセン美術館に行って来ました。
サッポロファクトリーに着いたら、「そう言えば、今日は、YOSAKOIソーラン祭りの最終日だっけな」と。ファクトリーの広場で踊っていました。
美術館を出た後は喫茶店で涼みながら読書という、絵に描いたような文化的生活。と言っても、読んだのはカサハラテツローライドバック』4巻ですが。


展示されているのは殆どが(元)芸術家集団の有名な(らしい)五人、即ちツェプナー、ヴェルナー、シュトラング、シュトレ、ブレートシュナイダーの物。
なので、とりわけ芸術的な物が並んでいたわけですが、そのせいでしょうか、「マイセン」と言って括るのは不適切な気がしますね。
それぞれはっきりと分かる特徴があるのです。
「あ、このうるさくないのはツェプナーだな」「シュトレは『磁界』とか『宇宙の構造』とか、科学を思わせたり抽象的だったりする物が多いな」なんて。
五人とも個性豊かで、共同の美術展のような趣でした。


と言っても、皿だとか容器だとかもあるわけで、と言うかそういうのが多いわけで、こんなのに花が挿されていたり料理が載っていると、楽しそうだな。


因みに一番気に入ったのは『太陽と月』(『月と太陽』だったかな?)。
円柱状の容器で、側面に空の様子と、対角線上に太陽と月が絵付けされているんですが、ぐるぐるその周りを回ると、それに合わせて昼が来て、夜が来て、昼が来て……と見える部分が変化するんです。
立体芸術ならではですね。面白い。
と言っても、実際にそう回れる空間は、家で作るのは難しいと思いますけど。


館の人が「あまりここにマイセン美術館があることは、皆さん知らないみたいで……」と嘆いていたので、知らなかった人は行ってみるといいですよ(笑)。
大人1200円、このページのクーポンを持って行くと一割引です。
中にはマイセンの食器で紅茶が飲めたりしちゃうカフェも。