きれいは穢ない

ヴァンパイア:ザ・マスカレード』のオンラインセッションのストーリーテラーをしました。
プレイヤーはアオレンジャーさん(id:aorenjar)、友若さん(id:rtomowaka)、Professor さん(http://www.rollingtheatre.com/)、
シナリオは『ゲヘナGehenna)』所収の「Fair is Foul」、数回セッションをしてきての、漸く第一話終了です。
いつもプレイの感想を書いてくれているプレイヤー諸氏には感謝です。本当に。そういう反応がストーリーテラーのモチベーションを上げてくれます。
色々と迷惑、というか僕が至らない場面とか多かったんじゃないかと思うのですが、付き合ってくれたプレイヤーに感謝です。
しかし、出し損ねた物の多いまま第一話が終わってしまったな……。キャラクターは最後まで生き残れるのだろうか。


公式シナリオですしネタバレはしませんが、このシナリオ、概要は書いてあっても細かいところの書いてある物ではないので、その辺は全部、ストーリーテラーが埋めなくてはならないんです。
だから、僕のシナリオ作りの実力不足とオンラインセッションへの不慣れがもろに出てしまって……。プレイヤーには申し訳無い思い。
ゲヘナの訪れを感じさせる」という点は、ある程度うまくいった、と思っていますが。


シナリオの反省点自体はとてもくだらない、個人的なことなので、オンラインセッションをやっての学習点を少し。
まず、よく言われることだと思いますが、時間が掛かります。全体に時間が掛かってしまうのはある程度仕方無いことだとは思いますが、プイレイヤー・キャラクターが個別の行動をした時には、思い切ってそれを後日の一対一でのセッションや、Eメールでのやり取りにしてしまう判断もできるといいな、と思います。
つまり、原則として二人以上のキャラクターが関わる場面を、みんなと時間を合わせてやるのです。


あと、格好を付けた情景描写とか、ストーリーテラー・キャラクターの煮えた発言とかは、(人によるでしょうが)顔を合わせて言うよりは恥ずかしくなくできますし、セッション前に書いておけばあとはそれをコピーするだけでいいので、時間の節約になります。


戦闘など細かい位置関係が問題になる場合は、戦場を四角で仕切って、それぞれの場所に番号を振るといいですかね。
色々それ用のツールもあるみたいです。
あとは、細かい位置関係を問題としない戦闘をやるとか。


最後に、経験点ですが、ワールド・オブ・ダークネスは一つの物語が終わらなくても、セッションが終わってしまえば経験点が入ります。
時間が掛かることから、必然、セッション回数の多くなるオンラインセッションでは、それだけ経験点を得る機会が多いわけですね。
僕は気にしないのですが、「密度を薄めて回数だけ増やして、それで経験点が増えるのは納得できない」というストーリーテラーは、何らかのハウスルールを考えるといいかも。


今度はゲーム時間で一ヶ月空けてのセッションです。
楽しみ。
何しろ、今回以上に、ゲヘナの恐怖は感じられるでしょうから。


シナリオはもっと動き易く、時間の掛からない物にしないとな。