ルリルラ再び

今日も元気に(RPGの)『幻奏戦記Ru/Li/Lu/Ra』(公式サイト)。
先週やった『無限のファンタジア』と同様、侮っていたシステムが、意外にも豊かな物語の種(イラストからは想像できない殺伐とした世界観など)を含んでいることに気付かされました。


今回の『ルリルラ』は、四人のPCのうち、二人が歌姫という物。サプリメントを有効活用しています。
このゲーム、英雄のPCは「現実の地球から異世界に召還される」というファンタジーの王道*1の構造を取っています。
こういうの、案外、RPGでは少ないですよね。


そこで僕は、前回は「妻からも娘からも相手にされない駄目駄目なお父さん」が異世界でそれと対照的な立場になるという、今回はもうちょっと冒険して「五人目の彼女からも振られた直後で女性不信な25歳がこの女性しかいないアーカイアに来た」というキャラクターを作ってみました*2
男女間でも恋愛抜きの信頼関係を築けるんだというエンディングを迎えようと目論んだのです。



もう一組の英雄と歌姫、格好よかった。


山の民(NPC):「文化や誇りを捨てるくらいなら滅ぼされた方がましだ」
という場面の少し後、
歌姫:「わたし達も、貴方(英雄)の背景を全て、奪ってしまったんですよね……」


なんてやっているんです。
それも、RPGを始めて三ヶ月ほどの人が。
自分のその頃を振り返りたくなくなります。
まあ、「違う歌」をやった甲斐があったということで(その時の日記)。


一方我々はというと、僕のパートナーの歌姫をやっているプレイヤーが、都合により途中で帰ってしまいました。
そのPCがあまりに個性的なために、GMも大変苦労していました。
そこで、そのキャラクターが、NPCを守る為犠牲になって死んでしまいます。
お陰で「英雄、歌姫両者の合意とか関係無く運命で歌姫は決まる」という熱い世界設定を知ることができましたが、ええと、やっぱり、プレイヤーがいない時にPCを殺すのは酷いと思います(笑)。
もう、最初のテーマとか何とか、全然関係無くなりました。

*1:はてしない物語十二国記等。

*2:日本人しか作れない辺り、想像力が貧困です。