最後までいけない……

好きなのに触れられない、いや、だからこそ触れられない、そんなことがあるかと思います。後には苦い想いが残ります。


あまりに敏感になってしまうと、例えどこに触れられたのだとしてもぞくぞくしてしまって、思わず声が漏れて、ずっと接していることができません。
平時であればそこまでになることは無いのですが、稀に、雰囲気や想いで、そんな状態になってしまうことがあります。
好きな筈なのに触っていることができず、最後までいけず、仕方無く、少し距離を、置いてしまうのです。どちらが悪いということは無いのですが……。
ちょっとの休憩で元に戻ることもあれば、受けたショックのせいで暫く離れたままということもあります。


昔の「RPGマガジン」の優れた『天羅万象』記事を読んだり「ロール&ロール」の『ローズ・トゥ・ロード』小説を読んだり、そして『扶桑武侠傳』のシナリオを作りながらあれこれ考えたり感じたりしているところで、こんな物を読まされてしまって。
感じ過ぎてしまって、まともに、読み進めることができなくて。
途中までは大声で笑ったりして、ごまかしつつ読んだのですが。
結局、僅か28ページ読んだところで断念、本を閉じました。
手塚一郎『リネージュII』です。
後には苦い思い。


ウィザードリィ4 ワードナの逆襲』が面白かったので注目はしていたのですが、挿絵が前嶋重機というのが決め手になって、買ってみました。
早く読みたいなぁ。でも、怖くて手が伸びない。
シナリオが出来て抜けたあたりでもう一度挑戦してみようと思います。