イッツァ・ドッグズ・ライフ

It's a Dog's Life』(リンク先の「DEMO」をクリックすると、綺麗なルールブックの一部が見られます)というRPGを見せてもらいました。
実はこれ、犬になって人間に奉仕させたり他の犬と縄張り争いをするRPG、ではなくて、プレーリードッグをプレイするんです。
アメリカ合衆国生まれの動物RPGなので当然(?)、ネイティブ・アメリカンをモチーフにしていて、それはルールブックの各ページ枠の絵にも表れています。見てみてください。


冒頭にいきなりネイティブ・アメリカンプレーリードッグに関する神話を何本か載っけていて、ああ、やられたなと。
クリスタニアのファンサイト「ツインテイルズ」を作るにあたって、同じことをしようかどうか悩んで、結局止めた経緯があるものですから。まあ、『クリスタニア』と『It's a Dog's Life』とじゃ関係が違うでしょうから、いいんですけど。


他にも、キャラクタークラスや、世界観、PCが他のプレーリードッグとは違う理由、冒険に出る動機、敵である各種動物、シナリオ、実際のプレーリードッグの説明など、盛りだくさんで、それで27ページ。
これだけで、ちゃんと、下手な一般流通RPGよりもよく出来ているのが、見ていて鳥肌が立ちます。


例え出版を考えていなくても、RPGを作ろうという人は、一度見ておくことをお勧めします。