百年の孤独

ソードワールドの後、ご飯を食べて、『扶桑武侠傳』のGMをしました。
シナリオは「ロール&ロール」誌 Vol.14 に載っている「百年の孤独」です。
GMし易そうなシナリオなので、シナリオに書いてある通り4時間ほどで終わると思って、気軽にやりました。多分、過去の小林シナリオで一番やり易いんじゃなかろうか。
ところがところが……。


(以下ネタバレあり)


これは個別オープニングだし、[易占判定]をフル活用した情報収集があるし、クライマックスがちょっと変わっていて興味あるしで、期待していました。
読んだ時に唯一問題かな、と思われたのが、プレイヤーに揚羽に感情移入させることですが、これも事前に気を付けておけばそれほど問題になりません。
うん。楽しいセッションができそうだ。


ところが……。
いや、はい、楽しいセッションはできました。
とても、盛り上がったと思います。一人うまくフォローできないPCがいましたけどね。それは僕のせい。
でも、盛り上がったのが、何故かシナリオに無い所。場面と場面の狭間だったのです。
不思議だなぁ。


ちょっと、やり過ぎてしまいました。
揚羽に感情移入してもらおうと気合を入れてロールプレイしていたら、PCが食らい付いてしまって、彼女と戯れるのにもしかしたら計一時間ほども、使ってしまった?


これはまあ、いいことなのでしょう。やっていて楽しかったことですし。
しかし、そのせいで流緋鳥がかすれてしまったのが残念。そもそも、この手のキャラクターは、僕、苦手なのに……。
更に、決闘の場面で、彼が、殆どPCに痛手を与えずあっけ無く倒れてしまったのも、彼を余計に可哀そうに見せてしまいました。
戦闘が下手というのは罪なのだなあ。


でも、プレイヤーさん、内力が0になった宿敵を、二時間放っておいて武侠じゃなくしてしまうのは、とても可哀そうだと思いますよ……。