涙を止めてくれるのは甘い物

森永製菓のニューヨーク・ブラウニーアイスが出ていたので食べました。
美味しかった。
ブラウニーケーキ(アイス仕様?)の周りにバニラアイス、そしてチョコレートでコーティングしたスティックアイスです。バニラとチョコは同社の「板チョコアイス」なのでいささか安っぽい味はしますが、中のブラウニーケーキが濃厚なのであんまり気になりません。
食べながら笑みがこぼれる感じ。


そんなニューヨーク・ブラウニーに救われた今日は、小説を読んでいたんです。
そしたら半分くらいしてぼろぼろと泣けてきて。
まあ、実際には涙はこぼれなかったんですが、かなりうるうるしていました。電車の中じゃなかったら危なかったかも……。
小説で泣くのなんて、本当に久しぶりです。
そこでアイスを食べて、気を落ち着かせたわけです。
甘い物を食べれば、にっこりすれば、少しは収まるかと思って。


なんか、こー、要領を得ないんですが、ああ、何でこんなに意味がある小説なんだろうと思うと、不思議と込み上げる物があったんです。
今までいかに意味の無い物にばかり触れてきたかということなんですな。


試練(クエスト)は、もはや形骸化し、儀式の持つ神聖さは忘れ去られてしまっている。ただ技(スキル)のみを求める輩ばかり。杖を持つ右手、盾を持つは左手。だが、その間にあるのは心だというのに
という登場人物の言葉によく表れています。
この言葉で泣いたわけではないんですが。
特定の箇所で泣いたわけじゃないんです。


そんな手塚一郎『リネージュII』でした。
バイウム討伐を舞台に、「戦場は愛を確認する場である」というテーマのお話……かな*1
あ、ちなみのその辺りは笑いました。
笑いあり涙あり、ですねほんと。

*1:違います。