五つの花

今号から始まった、井上鮭による『扶桑武侠傳』リプレイ。


まず最初に小説が1ページ。
どうやら「宿敵」の生き様を描いた物らしい。
こういう小説を、待っていまたんですよ井上さん!


扶桑にはどうも心が強い武侠、ハードボイルドでストイックな武侠が多い気がします。勿論、そういう人だからこそ、武侠になれるのだと思います。
でも……ほんのたまには、彼等の心の隙間が、垣間見えても、いいかな、と、思うわけです。
扶桑武侠傳』でシナリオを作ったことは数少ないのですが、どう宿敵や外道の“弱さ”を、作っていくかな、というところがいつも焦点です*1


今回の『扶桑』小説は、心の強さと弱さを併せ持った結果、どこか調和を崩さずにいられなかった、そんな武侠を描いていて、これは、とてもいい発想だと思います。*2

*1:勿論、強さは作ります。

*2:もしかして普通なんでしょうか?