愚か者どもは、降りしきる雪に、悲しみと愛を残す

様々な偶然が重なって、「ロール&ロール」Vol.18の『扶桑武侠傳』シナリオ「愚か者どもは、降りしきる雪に、悲しみと愛を残す」のGMをすることができました。
とんでもない大失敗だけど、プレイヤーもGMも皆満足したセッション。


このシナリオ、結構戦闘が多い。
宿敵との戦闘を別にしても、戦闘が四回、「外道」*1も三人もいます。
『扶桑』はシナリオが作れなくてGMの回数が少ないんですが、このシナリオをやってようやく、「外道」の戦い方を掴んできました。
普段はそれぞれの背景に応じた高い方を選ぶんですが、このシナリオでは「片目の狼」とか、全力で武侠に戦いを挑む外道が多くて、純粋に「武侠の([功夫]などの)リソースを減らす」という観点で戦えました。
(前半の雪山のルールを見ても、「武侠のリソースを減らす」ことに腐心しているシナリオなんじゃないかと思います(笑))


第一[場面]*2では、外道は、いきなり[生き様を貫く]のがいいと思います。
外道では「特殊攻撃」に目を奪われがちですが、それだと精々[四段階活劇]や[五段階活劇]なので*3、ちょっと【命力】に秀でた武侠がいるとあっと言う間に蹴散らされてしまいます。
そうすると[生き様]すら知られること無く、寂しく退場することになります。
[生き様]を貫いた高い[活劇段階]の攻撃ならば、武侠も[功夫を燃やす]を行わざる得ないでしょうし(特に命力系武侠)、例え敗北したとしてもダメージを低く抑え、次の[場面]にも立っていることができます。
その後でゆっくり「特殊攻撃」を行うなり戦闘と関係無い[功夫]を使うなりするといいでしょう。
武侠のリソースを減らす」という目的は達成したのですから。


と、この「愚か者どもは、降りしきる雪に、愛と悲しみを残す」を通して、こんなことを学習しました。
勿論、[武侠間合い]全体に攻撃できる「特殊攻撃」を持っている時など、効果によって応用を利かせる必要があるのは言うまでもありません。

*1:戦う力を持つ脇役キャラクター

*2:いわゆる戦闘ターン。

*3:「特殊攻撃」では[生き様を貫く]ことができませんから。