いつまで経っても離れられない

サークルの新入生が古い方の『ビーストバインド』をやってみたいそうなので、GMをしました。
その人は「まさかできるとは思っていなかった、一生プレイしないと思っていた」と言いますし、僕も、「もうしないだろうな」と思っていたんですが、どうしていつもいつも予想が裏切られるんでしょうね(笑)。


今一、今『ビーストバインド』をする意義というのも見出しにくかったので、たまにはRPGの歴史に触れるのもよかろう、と、主に『ダブルクロス』との関連が分かるようなルール運用をしてみました。
世界観をなくして、キーワードを元にプレイヤーがやりたい好きなキャラクターをやれるようにした、そのハシリなんだよとか、
心の拠り所(スピリチュアル・アンカー)がハンドアウトの原型なんだよとか、
このゲームはこういうところで失敗するから、後の反面教師になっているんだよとか、
絆を結んでいる相手に裏切られたり、死んだりするとそれがエゴになるのが、ロイス→タイタスなんだよとか、
特殊能力を使ったり変身すると人間性が減って、魔物としての本能に近付いて、そして戦闘能力が上がるのは、侵食率だよね、とか、
かりそめの死と真の死が、侵食率100%前の死とその後の死になっているんだねとか、
やー、ほんとに矢野俊策はこのゲーム、好きだったんですねえ。


うん、僕も好きです。
あとはこのゲームは何を語っていいのやら分からないや。
何を喋っても「今」意味があるようには思えない……。
「RPGを作る人はプレイしてください」くらいかな。


書き忘れていましたが、GMをして自分のアドリブ能力がとても下がっていることを痛感。元々全然無いだけにこれは大変なことです。
最近ぬるま湯に浸かり過ぎたなあ。