心を何に喩えよう

ゲド戦記』は僕にとっても特別な作品です。
一巻と二巻だけ読んで、三巻は買ったまま、まだ読んでいないのですが、一巻を読んだ時の、あのアースシーの海が忘れられません。
写真よりも絵画よりも、実写映画よりもアニメーションよりも、言葉による情景の描写が何より美しいことを、思い知らされた小説でした。


で、その部分を引用しようと思ったのですが一巻が見付からない……。そう言えば、一巻は、人から借りて読んだのでした。


今日、休暇で札幌に帰って来てくれた先輩と一緒に、『ゲド戦記』の映画を観ました。
とても、綺麗な背景でした。
のっぺりした感じでなく、ちゃんと奥行きが感じられて、細部まで丁寧に描き込まれていて、高い丘から見渡す海、雲、空の風景は圧巻。ホートタウンもよかったし、もうどこもよくて、一瞬見とれてセリフを聞き逃すこともありました(笑)。


また、体の動かし方も好みで、流石ジブリだなあと。
テルーが片手で水の入ったバケツを持った時の、重心の置き方と足の運び方は、ちょっと萌えたかも(笑)。