神の贈り物・前編

やっと、「ロール&ロール」誌に載った『アルシャードガイア』のリプレイ「神の贈り物」前編を読み終えました。

Role&Roll Vol.27

Role&Roll Vol.27

二週間以上、読んでいた気がします。
間に何冊か本を挟んだからなあ。


『ガイア』は住居ルールが面白い、くらいしか知らなくて、その程度なのに上級ルールブック対応リプレイを読むのは、ちょっと不安があったのですが。実際住居は、今回全然、出てきませんし。
まあそれでも、分かることもありました。


あと、本文に出てくる《加護》は、用語解説で解説してくれるのが、かなり助かりました。


前編の今回は、世界(地球のことかな?)の命運を左右するらしい「パンドラの箱」という物を巡って、元クエスター、そいつ所有のロボット、代々クエスター家系の当主、未来人、の四PCがそれを奪い合っているらしい、ということが分かります。と言ってもまあ、敵対しているのは元クエスター+ロボットvs当主、ですが。


で、分かったことというのは、とても大切なこと。
プレイヤーがPCの紹介をした後に、GMが、完全攻撃型の魔術師ですね、とか、近接戦に特化した戦士型ですね、とか、戦闘でどういうことをするのか、ちゃんと確認していることです。
僕は、セッションの自キャラ紹介の時に、そういうことを言う習慣は無かった(最近ちょっと意識していますが)んで、うーんと、何と言うか、今回、それに言及する大切さを、学ばせてもらいました。
確かに、その辺を重視して会話する人も、多いなあ、と、今更ながら思い出します。


もう一つ分かったこと。これもとても大切なこと。多分、もしかしたら、上のそれよりも。
プレイヤーが、自分で、様子を、描写する。



ケイ:(前略)朋也たちの隣でいきなり空気が帯電して、球電の中からスクーターに乗ったあたしが飛び込んでくる。「座標ここであっているはずなんだけどなー」そしてフランベルジュを見て「いた!」


これ。
エフェクトの名前だったり、用語を使って自分の行動を説明するくらいは僕もするのですが、周囲の様子の描写まで、しかもこんなにはっきりとは、できないなあ。「球電」とか、言っちゃっているし。これ、『ガイア』用語なのかなあ。
プレイヤーによる描写がリプレイ中、至る所で見られて、でもちゃんとGMに許可を、一々とって、偉いなあ。「何から何までGMにやらせる、という持ちがちな固定観念の打破」という、ことなのかなあ。
自分で周囲のことまで描写していい、ということを、今回学ばせてもらいました。


次は「プリンセス・アポカリプス」(迷キンリプレイ)かなぁ。
『リボーン・リバース』紹介も気になるが……。





あっ、トキノ・ケイ(PCの一人)ってどっかで聞き覚えがあると思ったら、『ブギーポップ』の新刻敬(にいときけい)か……。