ニューオーリンズ:闇の歩き方(V:tR)
ようやく「ロール&ロール」の Vol.29 を読み始めました。季刊「R・P・G」も読んでいるんですが、とりあえずこっちから。
と言っても今日読んだのは『ヴァンパイア:ザ・レクイエム』の記事だけです。
Role & roll vol.29―For unpluggedーgamers
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2007/02
- メディア: 単行本
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今回は、翻訳者の一人坂本雅之と、『ガンドッグ』でおなじみ狩岡源による、ニューオーリンズ紹介記事。
ニューオーリンズはルールブックでも紹介されている都市で、これはその追加設定、みたいな記事でしょうか。「設定」と言うのは不正確で、現実世界のニューオーリンズのホテルとか、雰囲気の伝わる映画なんかも紹介しますが。
勿論、ニューオーリンズにおけるヴァンパイア達のことも載っていて、これがよかった。
著名ヴァンパイアと版図(縄張り)の話があるのは勿論なんですが、「ニューオーリンズの主要な血族」っていう表が載っていて。
名前・氏族・盟約・派閥・特記事項が簡単に載っているのですね。
「派閥」です。
普通、ルールブックを読んですぐに考えるのは、『ヴァンパイア』の場合、
●「芥川賞は、石原慎太郎を始めとするインヴィクタス*1の版図なんだろうなあ」
とか*2、
●「芸能人が知事になるような所は、大体、カルシアン運動の支配が強いのかなあ」
などと、盟約ごとの勢力図だと思います。
が、ニューオーリンズを二分する派閥は、公子ビダル(ランケア・サンクタム)につくヴァンパイアと、サボア(こいつもランケア)につくヴァンパイアだそうです*3。ルールブックの記述からも読み取れるんですが、こうして表になるとはっきりしますよね。*4
『ヴァンパイア』ってけっこう、「個人のストーリーなんだ!」って側面の強いゲームだと思うんです。
だから、盟約とか社会的状況と同等かそれ以上に、「個人的なつながり・思惑による派閥」を重視するのは、重視するという態度をオフィシャルが見せてくれるのは、いいなあと思うわけです。
自分で都市設定を作る時の参考にもしようか、と、思うわけです。
まああとはほんとは、ルールブックの最後の設定って、ちょっと、疲れてだらだら読んだりもするんですよね(苦笑)。だから改めで表で見ると分かりやすい。
「ニューオーリンズ舞台では、やらないし」という意識も働かせながら、読んじゃいますし。
(本当は使えばいいのにね。まあ、今は、知り合いと都市設定作っているので、そっちでやっちゃいますわ)
……うーん、なんか、「無理やり取り上げた」みたいな感じの話になっちゃってますかねえ。
表を見てかなり、キタコレ! とか思ったんですが。
コミュニケーションて難しいわっ。
なんかちらっと見たら、「私の愛したゲーム」の担当が、『シャドウラン』の主要著者の一人、ボブ・ボイルでした。明日はこれからかなあ。
特集記事より先になりそう(笑)*5。