大きな栗の木の下で(下ネタ)

「大きな栗の木の下で」って歌、ありますよね。僕は一番しか知らないんですけど。
何と無く口ずさんでいたんですが、歌いながらふと、気付いてしまったんです。もしかしてこれは、その、えと、えっちな歌なんじゃなかろうか、と。だってほら短い歌なだけに繰り返しの部分て余計に気になるじゃないですか。「栗」って、ねえ? 「あなた」と「わたし」って、昔だと、女の記号としての口調ですよ、ねえ?


確証は無いわけですけど、もしそういう歌だとすると、一体どういう社会的立場にある歌なのか、気になります。
年頃の女の人が、想い人の家の前まで出掛けていって、歌うのでしょうか。
恋人に逢えなくて逢えなくて寂しい人が、彼のことを想いながら歌うのでしょうか。
乙女達が父親の耳を忍ぶ為に生まれた歌なんでしょうか。
この歌に従って栗の木の下で「遊んで」いる分には、色々周りにばれない、ということなんでしょうか。
木の精が男を引き込む歌なのでしょうか。
何より、この歌を歌う人は皆、その……臭いを知っていたんでしょうか……。


妄想が止まりません。
これはまずいので、ちょっとインターネットで調べてみました。
ふむ。イギリス民謡ですか。
あれ、三番まであるんだ。
二番「みんなでわになって」……ごほんごほん。ええと、そうだ、三番は「大きな夢を大きく育てましょう」って、大きな夢って……。
あ、一番が作者不詳で、二、三番は日本人が歌詞を作っているみたいです。ふぅ、危ない危ない。作者不詳ということはやっぱり、イギリスの人皆歌っていたのかなぁ。
そう言えば振り付けなんてのもありましたね。これは、僕の予想を裏付けはしないみたいです。ちょっと安心?
お。英語の歌詞を発見しました。辞書を引き引き意味を取ってみますと……あれれ、全然普通の、楽しげな歌だ。


このままではいよいよもって僕が道化になってしまいます。もう少し調べてみよう。
……ふむ。ヴァン・デ・ヴェルデっていうオランダ人の、『完全なる結婚』って本に、「栗の花の臭いが……」とあるみたいです。つまり、向こうも共通、というか向こうから伝わった例え方なんでしょうね。
乱暴ですがイギリスでも同じ認識だったとすると、やっぱり可能性が出てきましたよ。


あ、おんなじことを考えている人がいました(笑)。わーい。


……いやもう、忘れてください。