老人と手紙――WoD リプレイ

先日も言いましたが、『ワールド・オブ・ダークネス』のリプレイ「老人と手紙」が公開されました。


ワールド・オブ・ダークネスは、主人公を吸血鬼、狼人間、魔法使いなど、人間とは違う生き物に据えているのが大きな特徴の一つです。
だから、人間のことも、「人間(ヒューマン)」とは呼ばずに、わざわざ「定命の者(モータル)」と大仰な言い方で区別しています*1


しかし(書名としての)『ワールド・オブ・ダークネス』の主人公は人間です。
弱い人間が、恐怖に立ち向かったり、翻弄されたり物語を語る、システムです。


ロール&ロール」のリプレイ「革命家は踊る あるいは犬の物語」は「ホラーでない」ともっぱらの評判です*2
ですが、この「老人と手紙」はホラーです。
ルールブックを読んだらまず考えるであろう、幽霊が出てきて人間が困るという、オーソドックスな、参考にし易いリプレイです。
ストーリーテラーの Show さん(id:silly-walks)は、更に、ルールワークも、「初めての WoD」を意識したのか、基本からちょっとした応用まで広く使って、紹介してくれています。
編集は僕がしたのですが、それを拾うだけで済みました。


リプレイの持つ力というのは、やっぱりあると思います。
他の人がどういう風にプレイしているのか、ウェブログのプレイ風景からでも伝わる部分は大きいですが、やっぱり会話形式じゃないと伝わらない部分もあります。


皆さんはどんな WoD を、プレイしていますか?

*1:人間に対する蔑称、の形を取った恐怖の現われ?

*2:個人的には、かなりいい、ホラーとしてのモチーフだと、思っていますが。