蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT の感想の感想

昨日観た『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』の、ウェブ上の感想を幾つか見ての感想です。
勿論全員というわけではないのですが、大きく分けて三つのことに共通に言及されているようです。

本編、小説を知らないと……?

本編を知らない人は分からないんじゃないか、小説を読んでいたからこそ分かった、と言って幾つかの要素を取り上げているのですが、案外とそうじゃありません。僕にも分かりました。
これは気を付けないとなあ、と思います。
相手は「RPG初めてだから」「WoD 初めてだから」と、いう、傲慢な幻想を抱いて話をしたりシナリオを作ったりセッションをすることが多いからです*1
そう言った『ファフナー』の感想を見て僕が不快に思ったわけではないのですが、しかしそういった「気遣い」が意味の無いことなのだなあ、と。そんなことで面白さを損ねては馬鹿らしいですし、下手したら失礼になるなあ、と。勿論程度の問題はありますが。

脚本について

沖方丁の脚本がいい、という意見が多かった。
勿論同意します。が、他のスタッフもよかったと思います。
これは全くの邪推なんですが、脚本がとても多くて、スタッフと協力して削ったりしたんじゃないかなあ、と思っていたりします、観た感じ。
ただ山野辺脚本は知らないのでその比較は何とも。


もう一つはちょっとネタバレ。

切ない

切ない、という話。
確かに切ない話でした。それはちゃんと演出されていたと思います。
しかし観終わってそれより感じたのは、ハッピーエンドだったなあということなのですが、ハッピーエンドってこういう意味じゃありませんでしたっけ?

*1:朱鷺田祐介が10年も前に『粋なゲーマー養成講座』で指摘していましたね。