一番の振幅

今日からゆうばり国際ファンタスティック映画祭へ。

シチズン・ドッグ

着いて最初に見た作品がこれ。
田舎者の主人公がバンコクへ上京してのタイ製恋愛映画です。


高層ビルを超え、月に届くかというくらいうず高く積まれた空きペットボトルによる山。
その頂で告白した主人公に対して、女の人が
「でも……わたしと結婚したら貴方にも尻尾が生えちゃう。生まれてくる子供にも……」
というところで主人公は相手の言葉を遮り、口付ける。


こんなロマンチックなシーンは、初めて見ました。


この映画の為に諦めた『霊感のない刑事』と『東京少女』も面白かったようで、ちょっと悔しい。

ウォレスとグルミット〜野菜畑で大ピンチ

以前劇場で予告版を見た時からの期待作。
……だったのですが、徹夜が祟ったのか、途中で眠ってしまい、覚醒した時には事態が収束に向かっていました。


ラジオからちらっと聞こえた『ウォーターシップダウンのウサギたち』の主題歌に大喜び。


この映画が終わった後、別の劇場で『ムーの男』『赤ィ靴わかば』『なま夏』を観ていた人に電話で連絡、感想を聞きました。
と言うのも、これらは映画祭中何度か上映されて、僕も見ようか見舞いか迷っていたからです。
電話口では物凄い勢いで「観てください」とだけ言われ、やばいと確信しつつ見ることを決意。

諏訪太朗研究学会 in 夕張

諏訪太郎のことは何も知らないのですが、「研究学会」って何をするんだろうという興味本位で冷やかしに。
結局のところトークショーでした。

MEAT BALL MACHINE

どこからかやって来て人間に寄生し、互いに殺し合って食い合う化け物。
それにまつわる特撮映画。
グロい。


普通でした。
でも、スピーカーマンが登場したシーンには大喜びです。

『ムーの男』『赤ィ靴わかば』『なま夏』

『ムーの男』チープな超能力を題材にした、五分くらいのコメディ三本。良作。
『赤ィ靴わかば』現代の寓話のような映画。周囲では賛否両論でしたが、僕は面白いと思った。終了後拍手をしたら、誰も追って拍手してくれなかったので、ひどく恥ずかしい思いをしました。
『なま夏』オタクサラリーマンの転落人生。電話で「観てください」と言った人を問い詰める結果になった作品。でもグランプリを受賞したんですよね……。

LOVEDEATH

前の映画を観てから時間が無かったので、走って会場に向かい、息も切れ切れで到着。
トークショーが長かったお陰で映画は最初から観られました。


高橋ツトムの原作ということで期待して観ました。
久々に、偶然再会した女に頼まれ、一緒に過ごすことにするも、その女はヤクザに狙われていた。
しかし女にべたぼれの主人公は二人の世界を守るため逃げ切ることを決意する。
という、本人達曰くラブコメ


あまりに無駄なシーンが多くて、その無駄なシーンのせいで三時間、耐えることになってしまいました。
このせいで明日の為の睡眠時間が削れたかと思うと……と、一緒に観た人と憤慨しながらホテルに帰りました。
でも、今回はゆうばり映画祭特別編ということなので、劇場公開の折には余分なところが削れて観易くなっているかも知れません。
実写なのに全てアフレコというのが試みの作品かな?
実写で撮った動物に喋らせるかのような嘘っぽさが出ていたのはよかったと思います。