ホラー日和

昨晩遅いしその前が徹夜だっただけに心配でしたが、何とか起きられました。

陶器人形

中国のホラー映画。
陶器工場の社長である主人公、社員や恋人達が、数年前工場で焼け死んだ重役の祟りとも思われる怪死に襲われる、という映画。
日本のホラーと言われても驚かないくらい違和感の無い作品でした。
ただ、どの女優も似た顔をしていたんで、途中で誰が誰やら分からなく……。


監督によると中国の映画には「幽霊を出してはならない」という規制があるらしく。
それが巧く働いた映画だなと。

『アリヒトガミ』『マラニカ』

『アリヒトガミ』家庭も仕事仲間との関係もあまりよくない極普通のサラリーマンが、街頭で配っている風俗宣伝のティッシュに失踪した母の写真を見付ける。その写真についていたリリーという名の女と会うことにするが……。
心温まる大好きな話。アマチュア作品にしては大人しい印象ですが、個人的には映画祭第二位か三位を与えたい。
『マラニカ』現代の日本、騙し騙される人達を描いた作品。「習作を見せられても……」と思いましたが、一緒に行った中には大喜びの人も。

『オレンジの正しい使い方』『無垢なモノ』

『オレンジの正しい使い方』女の子の彼氏との関係とオレンジを好きになっていく様子を平行して描いた作品。オレンジの使い方が好みでした。梶井基次郎の『檸檬』を思い出したり出さなかったり。
『無垢なモノ』ヤクザから逃げてきた男、知的障害者の男、弁護士を目指すその姉、ヤクザの恋人の交流の物語。ヤクザ→知的障害者→姉→ヤクザと優しさをリレーする映画なんでしょうが、意味が分かりませんでした。これも賞を取っていましたね。

イーオン・フラックス

失礼と思いながらも、前日の『ウォレスとグルミット』の失敗を繰り返さない為に、残り三十分の『イーオン・フラックス』の会場に入って仮眠。
スタッフの方が態々席を案内してくださったのが、申し訳無さを加速させました。
ちらっと目覚めて見た場面は、多分、一番のネタバレ部分だったんじゃなかろうか……。

トカジャップTV

架空のテレビ番組として撮った映画。
中々面白い試み。
というか面白かった。
不満な人が多かったみたいですけどね。


終わったら、野外で肉やら鍋やら野菜やらを、無料で振舞っている所へ。
鹿とか熊とかの肉もあったらしいんですが、僕が食べたのは何の変哲も無い牛肉と鍋だけでした。
残念。

GOAL!/ゴール

イギリスのサッカー映画。
の後半一時間だけ観ました。
特にコメント無し。普通の映画でした。

エミリー・ローズ

http://www.sonypictures.jp/movies/theexorcismofemilyrose/index.html
正にエンターテインメント。楽しませてもらいました。
流石、セリフの巧さではダントツですね。


これを観た後に『子ぎつねヘレン』を観ると面白いらしく。
劇場公開の暁には『子ぎつねヘレン』も観てみよう。

魔女になるための3つのルール

魔女になる試験として、人間界にやって来て一人の男にプロポーズさせようと奮闘する姉妹の映画。
あまりに王道のラブコメで、こんな物が観られて驚きつつも満足しました。
「魔法は三回しか使えない」というルールがえらく巧く機能していました。


姉の

あんた(あの男に)魔法使ったでしょ。言っていることが人間じゃないもん。
というファンタジックなセリフがハイライトシーン。

マスターズ・オブ・ホラー

マスターズ・オブ・ホラーはトビー・フーパーの『ダンス・オブ・ザ・デッド』と三池崇史の『インプリント 〜ぼっけえ、きょうてえ〜』の二本立てだったんですが、『魔女になるための3つのルール』を観ていた為に、『ダンス・オブ・ザ・デッド』は観られず。
その後の一時間のトークショーと『インプリント』だけ観て来ました。


両映画の監督を交えたトークショーで悶絶。


『インプリント』は面白かったんですが、原作ファンには怒っていた人も。
まあ、痛かったりグロかったりはするけど、恐くはありませんしね。

ホテルに着いて……

マスターズ・オブ・ホラーのトークショーの衝撃がすさまじく、ホテルの部屋でも皆でホラー映画のことや、波及してRPGのことなんかを話しました。
気が付くと早朝五時近く……。
明日起きられるのだろうか。