塔の中の姫君
その後、夕食を挟んで、『スターレジェンド』。
「地球」という謎の言葉に関するが解かれる(という噂の)サプリメント『スペースフリート』発売記念。
先発サプリ『ファントムプラネット』に載ったキャンペーンシナリオ第一話「塔の中の姫君」です。
- 作者: 銅大
- 出版社/メーカー: ゲームフィールド
- 発売日: 2009/07
- メディア: 単行本
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なんか『スタレ』は実直にスペオペをやろうとしている作品なんだなあという印象。他のFEARのゲームは、大小の捻りを入れた物ばかりですが、これはストレートです。
基本ルールブックで色々な謎が提示されているのですが、それを、キャンペーンで解き明かしていこうという態度。
そして、戦闘バランスも、相変わらず実直だなあ(笑)。
まず、艦隊戦で、PCが第1ターンの一手目を間違えたために「詰み」状態、守るべきものを守れず、ゲームオーバーです。
ゲームオーバーは認めて、同じ戦闘を、もう一度。
次に、最終戦闘、これも、タイミングとかその辺のルールをプレイヤーが間違えて、全滅。
プレイヤーの中で、いや、GMも交えて、全員の能力をよくよく確認して、一手一手行動を考えて、それで結論は――
GM:あなたがたには二つの選択肢があります。このまま全滅するか、最初から戦闘をやり直すか……。
GMが、エグい戦い方をしなければ、そしてプレイヤーが一手も間違えなければ、勝てる、かも。
それが分かってからも、「まあ最終戦闘だから、負けても……」とか、「こういう戦い方はどうなの」「いやそれだと、ここがこうなって……負け」と、色々検討。
始終、笑いながら、戦闘バランスに悪態を吐いていました。
この悪態は勿論、楽しんでいます。
あとは、PCのうち二人の《出会い系シーン*1》。
何故、地球を目指すのか。
自分は、何者なのか。
本当に、地球なんて信じているのか。
プレイヤーのうち二人が、この辺を、凄い密度でやっていて。
深夜ということでしばし眠っていたプレイヤーが、「目を覚ましてもシナリオが全然進んでいなかった」というくらい、関係ないけど、でも『スタレ』的に重要なやり取りをしていたので、
思わずGMに「こんなに面白いゲームだっけ?」と、尋ねてしまいました。
「今がピークです」とのお答え。まだ、冒頭なんだけど?
あれですね。
『トーキョーN◎VA』の《神業》や、
『ダブルクロス』みたいに「時が経てば経つほど強くなる」というルール、
『無限のファンタジア』のコンビネーション+グリモアエフェクトというルール、
が無いゲームなので、こういう風な一手一手の確認ができるんですね。
いや。笑った。