Blood Sympathy

まあ何だかんだ言って、日本語版が出たということで、ルールブックを読んでいるプレイヤーがいるというのは、楽しいものです。
自分以外の『ヴァンパイア』観というのは、いつも、欲しているものです。それを、プレイヤーとしての行動で見られるというのは、至上の喜びです。

キャラクター作成

さて、キャラクター作成。
プレイヤーから要望もあったことですし、自分も前からそうしたいと思っていたので、経験点を余分に与えて作成してもらいました。
余分に与えてと言っても、「X点で作ってください」と言ったわけじゃなくて、ルールブックp.103の「昨日抱擁されたってわけじゃない」を読み上げて、自分のイメージに合うキャラクターを作ってもらったわけです。
結果、「注目の新人(35点)」「定評のある血族(75点)」「大立者(120点)」がそれぞれ、存在することになりました。
ちなみに、一番強いのは「注目の新人」で、一番弱いのが「大立者」でした。経験点がそのまま強さに結び付くわけじゃないのですね。
ああそうそう、三人中二人が「〈人間性〉を5まで下げて経験点を獲得」していました。


ヴァンパイア:ザ・マスカレード』はゴシックパンクでしたが、『ヴァンパイア:ザ・レクイエム』はそんなことは無いそうなので、最初から充分経験を積んでいても抵抗がありません。
(そもそも抵抗を覚えない人も多いと思いますが、まあ、個人的なコダワリ、ということで)


あと、プレイヤーの一人が言っていた、日本で、ランケア・サンクタムの血族をプレイする利点。
日本、と一くくりにするとちょっと危険ですが、とにかく、カトリックなり何なりの細かいことをあまり気にせず、適当にフレーバーだけでそれっぽさを出していって、それで怒る人がいない環境というのはプレイしやすいと思います。色々なキャラクターも探求できます。
実際、今回も、自分に罪があると思ったらすぐに、身に付けた爆弾を作動させて周囲を巻き込んだ自殺を図ったりする、中々格好いいキャラクターができました。
こうして書くと笑い話のようですが(そして、実際セッション中何度も笑わせてもらいましたが)、その他の振る舞いなど総合して、聖別者*1のとっつきにくさ、不気味さを出せていたと思います。
この人は前に『クリスタニアRPG』でミュルミドンをやって、やはり「ちょっと違った世界観に生きる人」をうまく表現していたので、そういうのが得意なプレイヤーなんでしょうね。

セッション

セッションのことを書こうと思ったんですが、なんかプレイヤーの一人がダイジェストを書いてくれて。
id:coyoteD20:20061230#p1
セッションレポートって基本的に参加者以外は読んでつまらない物ですがこれは面白いので、もう任せちゃいます。
どっちにしろ参加者が一番面白いんですけどね。

*1:ランケア・サンクタムのメンバーのこと。