荒野の聖女
三次会として、『ブレイド・オブ・アルカナ The 3rd Edition』をプレイしました。シナリオはサプリメント『ゲート・オブ・ザ・ブレイヴ』から「荒野の聖女」です。
- 作者: 鈴吹太郎
- 出版社/メーカー: ゲームフィールド
- 発売日: 2009/04/01
- メディア: おもちゃ&ホビー
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ビルドアップ(自分でアルカナ、技能、特技を選ぶキャラクター作成法)でキャラクターを作ろうということになって、各アルカナの説明を、GMにしてもらいました。
アルカナ(キャラクターテンプレート)の一つにフルキフェルという物があります。これは、人間以外の知的種族であることを表すアルカナで、選べば例えばエルフなどができるわけです。
『ゲート・オブ・ザ・ブレイヴ』ではかなり多くのフルキフェルが追加されました。
ちょっとそれに興味を持ったプレイヤーがいて、全部、説明してもらいました。
すると面白いこと面白いこと、「植物そのままです(エント)」「猫と人を合わせたような姿で、愛玩動物です(カヴィーナスかな?)」「魚です(ザルム)」など、興味を駆り立てる物が盛りだくさんです。しかも、色々「おお人間と違っていて面白そうだ*1」と思わせておいて、「そして、この中で、これこれこういう風にして人間に変身できる/人間社会で暮らすようになるのがいます。PCはそれです」と、オチまで付けて、笑わせてくれる親切さ(これって嫌味になるんでしょうか。気分を害したら済みません)。
結局「全員フルキフェルにしたら……」という僕の一言で、そう決定されました。ドワーフになる予定だったひとりは、悩んだ末人間に戻ってしまいましたが、それ以外の四人、フルキフェルが集まったわけです。
そんなわけでキャラクター達。
- エイロン(人間・アダマス*2)
PCで唯一の人間。勝気の強い性格で、自信満々の口調から繰り出すとんでも発言はいつも畏怖の的。
- キンゲグ・イナー(オーク)
北荻であるオーク。白鳥人の導きにより、手下の十数人と南下してきて安住の地を求めています。『ブレカナ』ではよくあることですが、手下が他PC以上の主戦力でした。「多くの人」という言葉を意図的に「オークの人*3」と誤解。楢=オーク繋がりで下のエントと混同するネタも。
過去の因果律として「亡き親」を出してしまい、アクト*5が始まる前から有名で強い悪役であるアーグリフ*6を殺してしまった白鳥人(ヴァルフェー)。流石にまずいということで別の物に差し替えましたが。天空馬「フーズィー」に乗っています。
僕のキャラクター。
- ライン(河人族)
河に棲む鮭の一族。何とか言う、世界に七つしかない宝石を咥えると人間に変身できます。シナリオの要請でフィニス*7でもあったので、河の主とか言ってみんな釣ろうとしていました。
- エントルー(エント)
格闘に通じたエント。「剣は克服した!」とか言って枝で無刀取りをしたり、「炎は克服した!」とか言って炎の魔術を使ったりしていました。「水に触れると“何をするんだル〜”ようじょになります」という設定のせいで、他のプレイヤーがいつも「雨が……」と喋ってしきりに雨を降らせたがっていました。
キャラクター作成で苦労したのは、GMもプレイヤーも『ブレカナ』には不慣れで、どんなキャラクターを作るべきか分からないこと。
一体どんな風にキャラクターを作れば敵に勝てるのか。実際今回は巧く作れなくて、戦闘を6〜7ラウンドほども続けてしまいました。疲れた……。折角フルキフェル四人ということで《模造*8》の奇跡*9が四つもあったのに、誰も、攻撃用の奇跡を持っていなくて……。FEARゲーなのに、キャラクター作成を抜いて五時間くらいプレイしちゃったしなあ。
『ブレカナで負けないキャラクターを作る方法』とかいう攻略本があったら、いいなあとみんなで話し合いましたとさ。
「『ブレカナ』の昔のリプレイで、GMがボスの能力を開示して、どうしたらいいかプレイヤーに相談していたという笑い話がありますが、そうしたい気分がよく分かりました」とは戦闘後半でのGMの嘆き。
オフィシャルシナリオなのでネタバレはせず、こんなところで。
FEARゲーに慣れているとアクトトレーラー*10を聞いただけでオチが分かるらしく、アクト前から既に敵の姿を見抜いたプレイヤーが、印象的でした。
この辺の「トレーラー - 敵 関係」キーワードもまとめて『攻略本』を出して欲しいなあ(笑)。