人魚姫と王子

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作家の桜井亜美が、映画監督しては初めて作った作品だそうで。
何とも評価しにくく感じました。
面白い、というほどでもないのですが観てそれで終わりになるわけでもなくて。「次の作品を観たい」と思わせられました。
映画単体では微妙な評価しかできないけど、監督の感性とかはとても気になって引っ掛かる、というところです。


世界を拒絶して自分の殻に閉じこもりがちな女の人。それを表現するように、白か黒の服しか着ません。
その女の人が行き付けのクリーニング屋の青年がバイトを辞めるのを切っ掛けに意識し始めることで、段々と、世界の彩りに気付いていく、恋愛映画。


映画として見ると正直微妙なのですが、これを小説として書かれたら、もしかしたら納得するかも知れない、とずっと考えながら観ていました。恋愛以外の要素ももう一つくらいあれば多分、間違いなく納得していましたね。
実写映画は、実際に現実が映るもんですから、リアリティを操作するのが難しいので。
次以降の作品も観てみたいなあ。