らくがき うわがき

絵を描かずにはいられない、でも美術部は辞めていて、一人で細々と書いている里未の話。


美術部も辞めて絵を描くのを止めた筈だけど、文化祭の出し物で描かされることになってしまって、また絵を描くことについてのあれこれが出てきてしまった里未。元クラスメイトの、退学していてたまたま仕事で学校の壁を塗りに来ていた古谷を見付けて交流を持ち、絵を描くことについての愚痴を言っていたら叱られたりと、そういう感じのエピソードを重ねていく映画でした。荻野というやっぱり美術部で古谷とも交流したり里未の絵を汚したりする登場人物もいるのだけど何か空回りしてよく分からない感じになってしまっていました。


というわけで、脚本もあまりよくなくて、里未役の佐藤すみれも悪くないんだけどミスキャストかなあ感がありました。「リトル・トリップ」の未来穂香だったらもっと合ってたかなあ。元気そうな人にぼうっとした役をやらせる感じがいいと思うんですよね。ディレクションは安定の台無し感です。